聞き手:加藤展生(日本ダウジング協会会長)
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加藤:アレッサンドラさんの活動で私が特に驚いているのは、とても多くのことが行われているという点です。通常はダウジングと言えばメンタルダウジング、ラディエスセシア、ラジオニクスの3つの分野がありますが、それらすべてを扱っていて、さまざまな種類のテクニックをお持ちです。この点について、ご自身ではどう思われますか? |
アレッサンドラ:ダウジングとラジオニクスは不思議な世界を広げてくれます。自分自身、友人、クライアント、ペット、植物を助けるために、人生のあらゆる分野でできることがたくさんあります。
私は生物学の学位を持っていますが、学問の世界には失望しました。あまりに限定的で、閉鎖的だと感じたからです。15歳のとき、私はすでに錬金術や魔術、占星術の本を読んでいて、現実は目に見えるものだけでは終わらないということを知っていました。
私の運命が決まったのは、ラッセルの『ラジオニクスレポート』という古い本を読んでラジオニクスに出会ったときでした。25歳のことです。
ラジオニクスは、すぐに私の人生の方向性を決定づけることになりました。目に見えない世界を探検することができ、研究者としての探求心を満たすと同時に、人、動物、植物に対して、薬物を使わず、よりホリスティックで倫理的な、新しい介入方法を示すことで、世界を良くすることができたからです。
ラジオニクスに携わっていると、いろいろな奇跡に立ち会うことになります。その奇跡のひとつを私の協会のウェブサイトでも紹介しています。背骨を骨折していた犬が、ラジオニクス治療によって再び走れるようになったケースです!
私が指導していることは、30年以上の研究において世界中で見つけた最良のものをすべて集めた内容です。そして、人類と地球に奉仕する新たな専門家集団、ラジオニック・プラクティショナーやダウザーの養成のために、わかりやすくて扱いやすいカリキュラムで構成されています。
さらに私の生徒の中には、ダウジングやラジオニクスのテクニックと自分の知識とを組み合わせて新たなコースをつくり、私のスクールの教師となって深めている人もいます。
このように、みんなの知識を分かち合うことは、大きな豊かさを生みます。私はいつも「学ぶために教える」と言っていますが、皆さんからも新しいことを学べると確信しています!
加藤:メンタルダウジングとラディエスセシアの違いをどう説明しますか? それとも同じものだとお考えですか? |
アレッサンドラ:いいえ、同じものではありません。私が「フィジカルダウジング」と呼んでいるラディエスセシアでは、特定のペンデュラムを使って測定し、自分の意識の外側にいて、その器具が検出するものに依存します。
わかりやすく言うと、野原で水を探す場合、自分の思考を水に同調させて探索を進めることもできるし、何も考えずにその振動に器具をセットすることもできるわけです。前者がメンタルダウジング、後者がラディエスセシアです。
つまり、ラディエスセシアでは私が水脈の上にいるとき、器具は単に共振に入り、回転したり位置を変えたりすることでそれを検知します。
いずれにせよ、この2種の「ダウジング」は、どちらもダウザー自身が重要です。コントロールするのはダウザーの役目だからです。
イタリアラディオニクス・ラディエスセシア協会・会長
ローマに生まれ、生物学を専攻した後、権威あるラディオニック・アソシエーション(英国オックスフォード)のラディオニック・スクールを卒業し、その後アメリカでトレーニングを続け、ダウジング、ラディオニック、人間の高次の能力の発達の分野の研究に献身している高い技術を持つ各分野のスペシャリストたちと世界中で関係を築く。
1985年、この魅惑的な分野の普及、教育、研究に特化したイタリア初の協会であるイタリアラディオニクス協会(現イタリアラディオニクス・ラディエステシア協会)を設立し、会長を務める。同協会の機関誌「Giornale di Radionica」を創刊し、指導にあたる。 2003年、Edizioni Mediterranee社より「Radionics, the energy that heals at a distance」を出版。
2005年、コロンビアで「国境なきラディオニクス」プロジェクトを立ち上げ、ラテンアメリカでラディオニクスを無料で教え、貧しい人々を救うことを使命とする。この活動は現在、中米のいくつかの州に広がり、2016年にはニカラグア州でラディオニクスが補完医療として認められるに至った。
世界的なラディオニクスの代表的存在である彼女は、イタリアをはじめ世界各地で講演や講習などの指導活動、記事の執筆をしており、過去30年にわたるラディオニクスの代表としての功績が認められ、ラディオニック協会の名誉会員となった。