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ダウジング

ダウジングは、超常現象ではない。

コメント:田口ランディ(作家)
ダウジングは、まだ誤解されている

ダウジング……は、日本ではまだかなり誤解されていると感じます。ダウジングで振り子を動かしているのは「自分」です。これはオカルトではありません(きっぱり)。

ツールを使って自分の潜在意識が動かしているし、人によっては完全に「主観」、あるいは「妄想」で動かしている場合もあるのです。

そういう危険についてまず十分に理解し、ダウジングを楽しんで、人生をエンジョイするために活用してほしいなあと思い、加藤さんとこの本を出版しました。

リラックスして自分の内面の尊きものとつながっていることを、何度も確認するプロセスを経て行います(自分も自然の一部であり、この自然界全体への敬意をもつこと)。

また、ダウジングの結果を絶対だとは思わない、という、理性が必要となります。なぜなら、その結果には自分の主観(エゴ)が入っている可能性があるからです。

ダウジングで地中の水道管がわかるのは「超常現象」ではなく、身体がなにかを感じて自分で動かしているのです。だから、身体が感じたことをなるべく判断をはさまずに、身体で表現するためのツール……とも言えます。

でも、人は「判断」(強い主観)を捨てるのはとても難しいので、そこがダウジングの難しさであり、醍醐味とも言えます。

直感が振り子を動かしている

まずは自分の課題を問う、という使い方が、一番良いですね(むやみに他人に使わないこと)。私は、すだれの金具が大風で庭に飛ばされた時、その金具を見つける時に使うことが多いです。

小さな金具を庭の草むらから探すのは難しそうに思えるけれど、ダウジングで案外、簡単に見つかります。

それも私の直感(無意識の部分)が振り子を動かしているわけですが(笑)、振り子があることで、直感とつながりやすくなることは確かだなーと、庭木の間から金具を見つけるたびに思います。

でも、出かける前に鍵が見つからなくて、その鍵を見つけるためにダウジングは使わないです。焦っているのでそんな余裕はないし(笑)、気持ちが集中できない。飛ばされたすだれの金具くらいから試してみることをおすすめします。

人には、自分では想像もできないような直感力が備わっています。それを知るとうれしいです。

ただ、直感力は特別なものではないし、その力で人を助けようとか人を占おうとか、安易に考えないでほしいということも強調しています。自然体である……というのは、ほんとうに難しいことです。

ダウジングって何ですか?
ダウジングって何ですか?
税込価格:1,296円(本体1,200円)
作/加藤展生(日本ダウジング協会会長)、田口ランディ
四六判ソフトカバー/189ページ
発行/ホノカ社
著者/田口ランディ
東京都生まれ。1990年代後半からメールマガジンを配信、購読読者数10万人を獲得。2000年6月に長編小説『コンセント』がベストセラーとなる。
その後、作家として活動。2001年に『できればムカつかずに生きたい』で婦人公論文芸賞を受賞。
2016年より精神世界・スピリチュアル分野に特化したウェブ・マガジン「ヌー!」を発行。新刊『逆さに吊るされた男』は、地下鉄サリン事件実行犯の死刑囚との交流を描いた私小説。
 
 
 
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