ダウジング……は、日本ではまだかなり誤解されていると感じます。ダウジングで振り子を動かしているのは「自分」です。これはオカルトではありません(きっぱり)。
ツールを使って自分の潜在意識が動かしているし、人によっては完全に「主観」、あるいは「妄想」で動かしている場合もあるのです。
そういう危険についてまず十分に理解し、ダウジングを楽しんで、人生をエンジョイするために活用してほしいなあと思い、加藤さんとこの本を出版しました。
リラックスして自分の内面の尊きものとつながっていることを、何度も確認するプロセスを経て行います(自分も自然の一部であり、この自然界全体への敬意をもつこと)。
また、ダウジングの結果を絶対だとは思わない、という、理性が必要となります。なぜなら、その結果には自分の主観(エゴ)が入っている可能性があるからです。
ダウジングで地中の水道管がわかるのは「超常現象」ではなく、身体がなにかを感じて自分で動かしているのです。だから、身体が感じたことをなるべく判断をはさまずに、身体で表現するためのツール……とも言えます。
でも、人は「判断」(強い主観)を捨てるのはとても難しいので、そこがダウジングの難しさであり、醍醐味とも言えます。
まずは自分の課題を問う、という使い方が、一番良いですね(むやみに他人に使わないこと)。私は、すだれの金具が大風で庭に飛ばされた時、その金具を見つける時に使うことが多いです。
小さな金具を庭の草むらから探すのは難しそうに思えるけれど、ダウジングで案外、簡単に見つかります。
それも私の直感(無意識の部分)が振り子を動かしているわけですが(笑)、振り子があることで、直感とつながりやすくなることは確かだなーと、庭木の間から金具を見つけるたびに思います。
でも、出かける前に鍵が見つからなくて、その鍵を見つけるためにダウジングは使わないです。焦っているのでそんな余裕はないし(笑)、気持ちが集中できない。飛ばされたすだれの金具くらいから試してみることをおすすめします。
人には、自分では想像もできないような直感力が備わっています。それを知るとうれしいです。
ただ、直感力は特別なものではないし、その力で人を助けようとか人を占おうとか、安易に考えないでほしいということも強調しています。自然体である……というのは、ほんとうに難しいことです。